明らかに統合失調症になるまえとは違う行動や人格になるので、いつもとは違うのだという周囲の理解がもっとも必要です。 家族や周囲が本人を否定せず理解していかないと、ますますひどい状況になることもあるからです。統合失調症になるまでの本人の状態は、ひとりで不安を抱え本音を言えずに孤立していたり、それゆえに悩みを抱え込んで過労が極限まで溜まっていたりすることが発端になるとも言われています。 仕事や家事が忙しかったり、周りに気を遣いすぎて誰にも言えなかったり、周囲もそのことに気づかずに無理解になってしまうことが本人を苦しめていることもあるのです。 だからこそ周囲や家族のコミュニケーションや理解がなによりも一番の薬ですし、一緒になってサポートしていくんだという決意も必要です。 統合失調症の本人は意図せずとも幻聴にさいなまれているわけで、聞こえてくる声をリアルに感じているといいます。 それで疑いもなく行動を起こしてしまい、周囲もそれに振り回されることも往々にしてあります。 慣れないうちは幻聴を真に受けているとその対処がつらくなることもあるでしょう。幻聴も本人の一部が表に出てきたものなのだと理解して、上手に受け流すような感じで付き合っていくと、本人も周囲もだいぶ楽に過ごせるようになります。 統合失調症になる前まで感じていた本人の生活環境を改善し、安心して過ごしてもらえるように整えていくことが、幻聴を落ち着かせ、症状の軽減につながっていきます。
セロクエル